自分を知ることの難しさ

経営学部長 北林 雅志

 就職活動が解禁となる12月、ゼミの学生がエントリーシートや履歴書を持って研究室を訪ねてくることが恒例の行事になっています。多くの学生諸君は、エントリーシートを前にして「自分を表現すること」の難しさに戸惑いを隠せません。書いてきた文章を読むと「一体これは誰のことですか?」と、問いたくなるようなものが大半です。そこで、学生がこれまで生きてきた過程について話を聞きます。「小中学校での印象的な思い出」「高校生活における勉強や部活動」「大学で自主的に取り組んだこと、研究や調査実習さらには課外活動、アルバイト」。はじめは「話すようなことなんかないですよ」と言っていた学生ですが、しばらくすると、こちらが思わず身を乗り出すような面白い話をしてくれます。「ずいぶん多くのネタがあるね」と言うと、「これ書いて、いいのですか?」と問う。「それ以外に書くことありますかね?」と応える。

経営学部長 北林 雅志   多くの学生は「自分を表現するもの」がないわけではなく、自分のことをあまりにも知らなさすぎるのかもしれません。大学生活の4年間は短いようで意外と長いものです。高校までとは違った多くの経験をするには十分な時間であると思います。経営学部では、経営学を素材にした多くの体験型教育プログラムを用意しています。2013年度から経営学科は二つの専攻に分割されます。プロジェクト実践科目を中心に体験型教育を重視した「経営管理専攻」と、マーケティングの手法を活用した教育プログラムを展開する「キャリア・マーケティング専攻」です。自分が持っている力、強みを自覚することは、それほど容易なことではありません。自分の力、強みを発見し、社会で活用できるものにするためには、様々な体験を通して「自分を知ること」が何よりも大切であると、われわれ経営学部の教員・職員は考えています。(

 経営学部のもう一つの柱である会計ファイナンス学科では、2012年度において公認会計士試験(短答式)合格者1名、税理士試験科目合格者2名をはじめ、日商簿記1級4名など会計・簿記関係の高度な資格試験合格者を出しています。これからも多様な資格取得に向けて学生諸君の学びの意欲をさらに支援していきます。

 これら二つの学科での学びを通して、自分を語る「ネタ」(seeds)を少しでも増やしてほしいと思います。この3月経営学部では初めて卒業生を社会に送り出しました。卒業率、就職率とも全学的に見て高い結果を出すことができました。もちろんこの成果は1期生の奮闘によるものです。この1期生が切り開いた社会への入り口をさらに確実なものとするため、経営学部の教員・職員は学生諸君に対する支援を継続していきたいと考えています。

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